地球上には、人間の食文化を支える為に 本来の特性や行動、寿命などを制限された 産業動物（牛・豚・鶏などの畜産動物） が数多く存在しています。 こうした利用も認めつつも、それぞれの 動物たちが感じる苦痛の回避や除去などに 極力配慮しようする考え、それが アニマルウェルフェア（以下 AW）です。   1960年代の英国にて密飼い等の畜産の あり方について問題が提起されました。 これがきっかけとなり「5つの自由」が 定義され、今ではAWの概念の中心として 世界各国に普及しています。

先進的にAWに取り組んでいる欧州では「5つの自由」を中心にEU指令として、

AWに基づく飼養管理の方法が規定されています。また、米国・カナダ・豪州でも

生産者団体や関係者が独自にガイドラインを設定するなどして取り組んでいます。

日本では農林水産省が発表しているように、JLA（公共団体法人 畜産技術協会）が

「アニマルウェルフェアの考えに対応した飼養管理指針」を策定しています。

　　　　　　　1.飢えおよび渇きからの自由（給餌・給水の確保）

　　　　　　　2.不快からの自由（適切な飼育環境の供給）

　　　　　　　3.苦痛、疫病からの自由（予防・診断・治療の適用）

　　　　　　　4.恐怖および不安からの自由（ストレスなどの排除）

　　　　　　　5.正常な行動表現の自由（適切な空間・仲間の存在）

私たちは雛の頃から、鶏との触れ合いを大切にしています。

時には会話でもするかのように。

お腹は空いていないか、喉は渇いていないか。

具合は悪くないか、暑くはないか寒くはないか。

365日接することで、わかりあえることがあるのです。

INOUE EGG FARM は代々、鶏が自由に暮らせて本能的行動も制限しない飼育方法

平飼い（鶏舎内での放し飼い）を続けています。

そして、私たちの養鶏理念とAWの概念はとても多くのことが共通しています。

鶏には鶏の姿があり、必要不可欠な本能的行動も様々です。

その行動を認めてあげること、自由を奪わないこと。

INOUE EGG FARM では、鶏本来の習性や本能的行動を尊重し大切にしています。

鶏たちが鶏らしさを忘れないように人間の目線ではなく鶏の目線で

養鶏を行っていくこと、これがとても重要なことなのです。

INOUE EGG FARM は、アニマルウェルフェアの精神に賛同しています。